いちのみやに来たら綺麗に並んでいる出店でふらりとお買い物も大変楽しいですが ぜひ神社にお参りにいらして下さい

お参りは大里部落中央の『集落センター』脇に大鳥居がありますから まずこれをクグッテ入ります、ここから神社境内まではワラ細工やミンゲイ品のお店がたくさん出店されます

神社入り口の鳥居から境内は農作業の道具のお店が出展されます 今は昔ほど出番が無くなったカマやクワなどあります
お勧めは カマやナタです 最近はホームセンターで簡単に手にはいりますがここで売られている物は ハンドメイド です結構な値段はしますが 価値は十分です、生涯使っていられる道具を『一生モンの道具』と言いますが、ここの道具は全て一生モンの道具です

一宮神社で当日販売される、大札は手作りです 古来より一宮神社では氏子の神棚にお飾りする一宮神社のお札(大札《おおふだ》と呼んでおります)は手作りで作っております、2月下旬に神社担当が主体となってお札刷当番を選任いたします、お札刷当番は全員で一宮神社宮司の御払いを受けた後、厳かにお札の印刷を行います、お札の版木で一枚づつ慎重に版画刷りの手順で行っております、現代社会ではこの類のお札は印刷工房で大量印刷の時代ですが古来よりこの手法で行っていますので現在もこの手法を継承しています、

三体の神様をお祀しています

◎おおむら の みこと この神様は おおくにぬしのみことの別名で 天下を造り、治めたと日本書紀に記載があります
◎いなだひめ 水田の神様で イナダヒメの所にスサノヲが来て雨を良く降らせ豊かな実りをもたらすといった文書があるようです
◎すくなびこ な のみこと おおなむらのみことと一緒に天下を造ったと言われております 病を癒し 害虫を退治し 繁栄をもたらすと言われています

一宮神社は村の鎮守様として信仰が始まったようですが詳しい創立年月日は不明です、新潟県神社寺院仏堂明細帳には天和三年五月
(1683年)に幕府より 徐地(土地の税金を免除される事)の扱いを受けたと記載があります(約330年前になります)又、嘉永二年七月
(1849年)に再建されたと書かれています

神社でお札をお求めになると 『クジ』が1回引けます、運の良い人は『一宮神社の盃』が当たります、『当たりのトップ賞』は 大、中、小 の三つ揃えの盃です 
お参りに来たら『運だめし』にぜひ挑戦してください ●今年は神社の係が 当たりが出やすいように 当たりクジを増やしたと言っておりましたので多くの方がニコニコ顔で帰れるんじゃないかと思っております

塩沢に泉盛寺というお寺がありますがこちらは塩沢盆地の西の山際です、南魚沼市雲洞集落に有名な雲洞庵があります、西の泉盛寺と東の雲洞庵を結んだ線上に 一宮神社があります、西のお寺でお参りして東の雲洞庵まで参拝に行く途中の一宮でお参りするという風習があったようです、又 昔は今ほど道路が整備されていませんので 米などの輸送は、船を使って川を下る のが 主流だった訳です 大里は魚の川と登川という大きな川にはさまれていますから これらの人足の賑わいもあって 神社参拝は昔から賑わったと記されております。